消化器疾患(胃腸)
胃・腸の疾患
胃・腸の病気で生じる症状は胸やけ、腹痛、下痢、便秘等さまざまです。「とりあえずは症状を治したい」「怖い病気がないか心配」「胃カメラを受けてみたい」といった方は是非当院を受診下さい。消化器病専門医としての立場から対応致します。
主な胃・腸の病気
逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、過敏性腸症候群、胃がん、大腸がん など
逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃酸が胃から食道へ逆流してしまい、食道が炎症をきたしてしまう病気です。食道の粘膜に炎症をきたす事により、胸やけ、胸痛、ゲップ、咳などの症状が出現します。このような状態が慢性的に続いていると、食道がんのリスクが高まることもあります。内服薬で改善する事がほとんどですので、上記の症状でお困りの方は一度ご相談下さい。
胃・十二指腸潰瘍
胃・十二指腸潰瘍は、文字通り胃や十二指腸に潰瘍(表面の粘膜が無くなり傷がえぐれた状態)が生じる病気です。原因は様々ですが、最も重要なのがピロリ菌の感染です。ピロリ菌が胃の中にいる事で、一度治っても再発したり、将来的に胃がんが生じるリスクが高くなることが知られています。当院では内視鏡(胃カメラ)により、胃・十二指腸潰瘍の有無を調べる事が可能です。またピロリ菌がいた場合は、除菌薬(1週間の内服で終了します)によりピロリ菌を除去する事も可能です。
過敏性腸症候群
おもに腸の動きの異常(機能性疾患)により、下痢、便秘、またはその両方の症状を生じる病気です。20~40代と比較的若い方に多く、決して珍しい病気ではありません。「電車の中で急にお腹が痛くなる」「下痢・便秘を繰り返す」といった症状でお困りの方は、この疾患である可能性が高いので、一度当院にご相談下さい(内服薬で改善を認めることがほとんどです)。
胃がん・大腸がん
胃がんは日本人で3番目に、大腸がんは日本人で最も多いがんですが、早期に発見された場合は内視鏡で治療できることがほとんどです。当院で内視鏡による治療を行うことは出来ませんが、内視鏡(胃カメラ)により胃がんの有無を調べることは可能です。また、大腸がんに関しては、便にごく少量の血が混じっているか(便潜血)を調べる事で、ある程度の判定が可能です。どちらも年齢が上がるにつれ発症率が高くなるので、40歳以上の方は一度当院にご相談下さい(胃がん検診として当院で検査を行うことも可能です)。